2005年12月25日

さとうきび畑の唄 裏話

明石家さんまの主演で沖縄戦を描いたスペシャルドラマ、「さとうきび畑の唄」を録画していたビデオを見ようとして驚いた。

カビていた・・・
さとうきび畑の唄 裏話




 
2003年・夏

「さとうきび畑の唄」というテレビドラマのロケが、何週間にも亘り石垣島の各地で行われていた。
カラ岳、吹通川、伊原間の農園、明石・久宇良の浜、平久保灯台付近、白保小学校・・・

家内はすでに、カラ岳のロケ地で那覇から大八車で逃れていくというシーンに、当時一歳の長男を連れ、友達と参加していた。

地元の新聞でエキストラをさらに募集していたので、上の娘が夏休みに入ったのを機に、話の種にと今度は家族全員で応募してみることに。

・・・程なくして番組側から電話で、「朝日のシーンを撮影するので日航八重山ホテルに6時集合」との召集がかかり・・・次の日の朝5時前に起きて支度をして、ホテルのある石垣市街まで35キロの道のりを車で飛ばした。

・・・着いたホテルの二階広間で、小道具のスタッフらに予め用意されたエキストラの衣装である軍服やモンペに着替えさせられ、寝起きと緊張した面持ちの中、ゲートルを巻き、水筒や帽子、最後に防空頭巾を持たされた。

数十人のエキストラはこうして慌ただしく、ロケバスへ。
知らされていなかった目的地がバスの中で発表された、「ガクッ」
何と、ウチの近所、隣の伊原間であった。

北へ戻るバスの中では話をする者さえいない。
着いた所は、伊原間と明石集落の間の東側海岸、牧場の中の千本ガジュマルがある場所であった~

さとうきび畑の唄 裏話

ガジュマルの林の中に煙幕が焚かれ、スタッフやエキストラそれぞれの配置が決まると、いよいよ撮影が始まった。

「パーンと手を叩いたら空爆の合図だから、こうして頭を覆ってキャーとか叫んでください!」
とスタッフの一人から指示を受ける。

何度かテストをした後、しばしの中断。

 
突然スタッフの一人に呼ばれる・・・

「えっ、オレっ?」

助監督だか演出家だか、監督だか知らないが、
「こっちからあっちの方へ歩いてください、怪我を負った感じでこういう風に・・・」
と自ら演技して示された。

言われたまま、訳も分からず真似て演技?してみる。

「それじゃ大怪我だ!、もうちょっと軽くこの程度で!」

・・・

合格したのか、次の瞬間本番の合図。

(ガジュマルの根元で蹲る様にして座り、次の台詞まで待機している)あの上戸彩ちゃんや、オダギリジョーの前を、俄か役者の自分が片足を引きずりながら歩く・・・


こうしてあの名シーン?が生まれたのだった。

・・・・のに・・・カビて見れない・・・

さとうきび畑の唄 裏話








こんな戯言より、話の本筋を見て、
戦争の悲惨、平和の有難味を感じてください。

NO WAR!



さとうきび畑の唄 裏話





さとうきび畑の唄 裏話


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この記事へのコメント
うちもビデオテープことごとくかびてて
ショックでした。
おまけにほこりっぽいからビデオなんかも
壊れやすいみたいですね。。。。

TAROさんをイメージすると「さとうきび畑」に
出てても違和感ないかも・・・
Posted by タム at 2005年12月25日 14:00
最後のほうで、カメラの中に残されていた写真を見ていくシーンがあるでしょ、

レーコンマ三秒、今度は家族四人で写ってます。

ほとんど見逃す早さです。

Posted by TARO at 2005年12月25日 18:19
 
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