2019インド旅・アラハバード・クンブメーラ その8 (コンデジカラー編)
どこかで、ピー、ピーと笛の音が甲高く夜空を切り裂く。
寒さと、このサンガム一帯を照らす灯りの具合と相まって、ふと沈没したタイタニック号のあの映画の、ラストシーンを思い起こさせた。
午前3時45分らしいという情報が巷で流れ、その時間が近づくとポリスやメディアの動きが慌ただしくなる。
木柵で仕切られていた、ナガババたちが行進をする幅数10メートル?の通路内は、ポリスたちによって立ち入りを強制排除された。
寒さに震えながら、大勢の人々が木柵に寄りかかって立ったまま固唾をのんで待った。
いよいよ来るか、まだか、まだなのか・・・
睡魔が襲ってきて時折膝がカクっと折れた。
・・・長かった。
過去二回のクンブメーラでは、ババの行進が始まったのは日が昇ってからだった。
待つ事がすでに苦痛となっていたが、陽が昇らないことにはフィルムカメラでは撮れない。
シャッタースピードが足りずブレてしまうのだ。(コンデジで撮るしかないな)
結局待つこと2時間半、漸くナガババたちが現れた。
サンガムまで練り歩くのを、メディアや見物人を巻き込んだ混乱の中、カメラを構えて追いかける!
(写真はモザイクかけてます)
そして東の空がやっと白んできた。
続きます。
関連記事