2019年04月04日

2019インド旅・アラハバード・クンブメーラ その9 (コンデジカラー編)

(陽が昇り、コンデジから白黒フィルムカメラに切り変える)

集まったナガババたちに近接して写真を撮っていたある時、誰かにフィルムカメラのストラップを強力に引っ張られた。
ヤバいっ、激しい力に、ストラップが手に食い込む。
俄かに、12年前のクンブメーラでテレビチームのカメラが棍棒で叩き壊されたシーンが甦った。

死んでも奪われまいと渾身の力で耐える中、冗談ではない相手の本気さが伝わってきた。
くそっ、、

必至で踏ん張っていたある瞬間、まるで綱引きの様に膠着していた力が抜けて、スっ転びそうになった。

離れた、と思ったと同時に群衆に紛れた。

すぐさまカメラを確認。
何とか壊されずに済んだが、かなり消耗したわ。
一先ず、ホッと胸を撫で下ろす。

2019インド旅・アラハバード・クンブメーラ その9 (コンデジカラー編)


2019インド旅・アラハバード・クンブメーラ その9 (コンデジカラー編)


2019インド旅・アラハバード・クンブメーラ その9 (コンデジカラー編)


2019インド旅・アラハバード・クンブメーラ その9 (コンデジカラー編)





帰国して、この時のクンブメーラの動画をYouTubeでいろいろ見ていたら、自分が写っていた動画があった。笑


2019インド旅・アラハバード・クンブメーラ その9 (コンデジカラー編)



こちら↓


「ハレハレ マハデーヴ!(シヴァの神様、万歳!)」

日本で培った常識の範疇では測れない奔放さ。
びっくり箱をひっくり返したように無邪気で、取りようによっては大人げないと言えなくてもない。
わけの分からないカオス、異世界な信仰、ヒンドゥー教の醸し出すエネルギーが爆発する。
クンブメーラ、全てがシュール。



陽が昇って数時間。

そろそろ宿に帰って駅に向かう準備をしなければならない。
(というのも、地域の小学校で創立70周年記念式典&祝賀会があるために2月10日までに帰国しなければならなかったw)
カツカツの、ぎりぎりスケジュール。 ああ、現実

帰るか...


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ガンジス川とヤムナー川が交わる中洲に、4か月ほどで作られ出現するというテントシティ、Kumbh Nagari(クンブナガリ)。
そこには、病院があり、警察、軍隊、消防隊も配備、水、食料、電力供給、衛生設備が整い、道路および浮き桟橋が縦横に巡らされて、ひとつの国のようなものと言っても過言ではない。

クンブナガリは、ほぼバチカン市国(ディズニーランドの面積と同じ位らしい)の100倍の広さだという。
48日間の祭りの期間中、その面積の土地に1億5000万人の人々がやってくる。
その数は、パリを訪れた観光客と同じ数であるらしい。

クンブメーラ関連サイトに出てくる数字が興味深い。

 引用 https://qz.com/india/1522591/kumbh-mela-the-giant-hindu-festival-begins-in-indias-prayagraj/

2019年1月から3月の間に、フェスティバルは1億5000万人の信者を集め、その中には100万人の外国人観光客が集まると予想されています。
州政府 は、Kumbh Melaに2億8,200万ドルの予算を割り当て、これまでに費やされたもののほぼ2倍にあたる、2500ヘクタールを超える約300 km の道路をレイアウト。
鉄道は祭りの場所に巡礼者を運ぶ何百もの列車を予定していました、そして州政府は500人以上の電池式人力車と500人のシャトルバスが地域の周りに人々を連れて行くことを約束しました。
すべての訪問者を満たすために、600の大規模なキッチンと40の屋台があるフードコートが祭りが行われる地域に設置されました。
10万以上の携帯用トイレも設置されています。
12月に、州政府は約4,000のwifiホットスポットがKumbhのために確立されていると発表しました。
緊急事態のために、合計450台のベッドと150台の救急車を備えた22の病院(pdf)が設置されました。
ほとんどの信者は川のそばに建てられた控えめなテントで過ごしますが、裕福な巡礼者のための豪華な宿もあります。快適な宿泊施設で構成される「テント都市」が建設され、伝えられるところによれば無線LANやLEDテレビからコーヒーラウンジ、アーユルヴェーダのスパトリートメント、そしてヨガのクラスまで全てを提供しています。
このような大規模な人の集まりには、特別なセキュリティが必要です。今年の儀式は、62人の警察の前哨基地で働く3万人以上の警官と準軍事部隊の力によって監視されます。州政府は、準軍事部隊、監視員、および警備員も配置しました。また、40の消防署のほかに、40の見張り塔 と1,000のCCTVカメラも設置されています。
州政府はまた、15人の遺失物登録センターを建設 し、大勢の人々が行方不明になった場合に、友人や家族と信者を再会させる手助けをしています。






続く






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